フードフォトグラファー平野慎一

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みたまのふゆ

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稲田姫命 いなだひめのみこと

三穂津姫命 みほつひめのみこと

大己貴命 おおなむちのみこと

鎮座地:埼玉県さいたま市緑区宮本2-17-1

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石段

石段

鳥居

鳥居

拝殿

拝殿

拝殿

拝殿

本殿

本殿

境内

境内

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覺明霊社・一山霊社

覺明霊社・一山霊社

御嶽神社

御嶽神社

御祭神

国常立尊 くにとこたちのみこと

稲荷神社

稲荷神社

御祭神

宇迦之御魂神 うかのみたまのかみ

稲荷神社

稲荷神社

御祭神

宇迦之御魂神 うかのみたまのかみ

神明社

神明社

御祭神

天照大御神 あまてらすおおみかみ

今宮神社

今宮神社

石上神社

石上神社

御祭神

布都御魂大神 ふつのみたまのおおかみ 布留御魂大神 ふるのみたまのおおかみ 布都斯魂大神 ふつしみたまのおおかみ

坂東神社

坂東神社

住吉明神社

住吉明神社

御祭神

大己貴命 おおなむちのみこと

天神松尾合社

天神松尾合社

御祭神

少彦名命 すくなひこなのみこと

菅原道真

龍神社

龍神社

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東浦和の住宅地に、静かに時を刻む氷川女體神社がある。大宮の氷川神社、中川神社とともに、かつては「武蔵一宮」として並び称されていたその一社だ。現在でも「一宮」の冠を戴くその名には、古の記憶が確かに宿っている。

社殿は江戸時代中期、1667年に建立されたもの。古色を帯びた木組みは、喧騒から離れた時間の深さを物語る。誰にも急かされない、穏やかな風の中を歩くと、木漏れ日が鳥居の先でゆれる。

だが、神社とは人との関わりによってその風格を増すものだ。友人がこの神社で車祓いを願い出た際、「こちらにも予定があるんです!」と、まるで叱るように一喝され、門前払いされたという。神聖さとは時に厳しさを伴うが、少々胸に残る言葉だった。近隣の住人の間でも、あまり温かい評判は聞こえてこない。

駐車場はない。しかし、正面には数台分のスペースがあり、参拝には支障ないだろう。

この神社には、確かに由緒がある。そして、その由緒が今も生きているかどうかは、訪れる人それぞれの感じ方に委ねられているようだ。

歴史に触れるとき、建物だけを見ていては足りない。空気、人の応対、周囲の気配――それらすべてが「今の神社」を形づくっている。

また来るかと問われれば、正直、少し迷う。しかし、この地に千年を超えて立ち続ける意味を思えば、足を止めてみる価値はある。

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