フードフォトグラファー平野慎一

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みたまのふゆ

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日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊 ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと

縁結・安産・育児・海上安全

鎮座地:宮崎県日南市大字宮浦3232

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神門

神門

楼門

楼門

境内

境内

拝殿

拝殿

拝殿

拝殿

境内

境内

霊石亀石

霊石亀石

元宮

拝殿

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皇子神社

皇子神社

御祭神

彦五瀬命 ひこいつせのみこと

九柱神社

九柱 ここのはしら 神 社

御祭神

神直日神 かむなほびのかみ 大直日神 おほなほびのかみ

伊豆能売神 いづのめのかみ 底津綿津見神 そこつわたつみのかみ

中津綿津見神 なかつわたつみのかみ 上津綿津見神 うわつわたつみのかみ

底筒之男命 そこつつのおのみこと 中筒之男命 なかつつのおのみこと

上筒之男命 うわつつのおのみこと

鵜戸稲荷神社

鵜戸稲荷神社

恵比須神社

恵比須神社

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海の底から湧き上がるような静けさがある。鵜戸神宮に足を運んだとき、最初に感じたのはそれだった。
参道は崖を下る形で続いている。通常、神社は山の上や丘の上に鎮座するが、ここでは違う。岩肌を削った道の先、洞窟の奥に社殿がひっそりと佇む。朱塗りの本殿が、波音を背にして立つさまは、どこか現実から隔てられた結界のようでもある。
伝わるのは、海幸彦・山幸彦の神話。海の神の娘・豊玉姫が、出産のためにこの地に庵を結び、子を産み落としたという。男児は後の神武天皇の父となる。その逸話の中に、この地の神聖が根を張っている。
名物の「運玉投げ」は、岩の窪みに願いを込めて玉を投げ入れる。遊び心にも見えるが、そこには“海の神に託す”という古層の信仰が残っている。祈りとは、静かに行うだけではなく、時に手を動かし、身体で結ぶものなのかもしれない。
潮の香に包まれながら、社殿を振り返ると、そこに確かに“母性”が宿っていた。ただの神社ではない。生まれる場所、育まれる場所。その根源的な力を、海と風とともに感じる。鵜戸神宮は、祈りの原点に触れる場所だった。

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